100円ショップで見つかるアイテムを使って、コストパフォーマンスに優れた自分だけのグリーンスクリーンを手作りしましょう。
オンラインでの会議やウェビナーでは、自宅の背景をどう見せるかが問題になることがしばしばあります。Zoomの使用を始めた当初、私も部屋を整理したり、見せたくない物を隠すのに、毎回相当な時間を使っていました。グリーンスクリーンがあれば、これらの準備にかかる手間を大きく削減でき、背景を自由に設定できます。
特に予算を抑えてグリーンスクリーンを準備したい場合、100円ショップのアイテムを活用することが大いに役立ちます。以下で、簡単な製作方法とZoomでの利用方法をご紹介します。
100円ショップでのグリーンスクリーン自作の利点
市販のグリーンスクリーンは購入にかなりのコストがかかりますが、100円ショップで適切な材料を選べば、その費用を大幅に削減できます。
100円ショップで自作する場合、1,500円以下で済むため、特に予算を気にする方におすすめです。
100円ショップのアイテムを活用したグリーンスクリーンの作り方
必要な材料は全て100円ショップで手に入れることができます。ダイソーやセリアなどで、簡単に必要なアイテムを見つけることが可能です。
色画用紙を使用した手軽なグリーンスクリーン
緑の色画用紙を用いて、手軽に大規模なグリーンスクリーンを自作することができます。ダイソーやセリアでは、単色の緑色画用紙を簡単に手に入れられます。
【必要な材料】
- 緑色の色画用紙
- マスキングテープ
- ハサミ
【作成手順】
- 色画用紙をきちんと並べて配置します。
- マスキングテープでしっかりと貼り合わせます。
色画用紙は比較的破れやすいため、長期間の使用には不向きですが、ボール紙などに貼り付けて補強することができます。コスト面ではフェルトよりも安価に抑えられますが、保管時に折り目がつきやすい点には注意が必要です。
自作グリーンスクリーン作成時のポイント
グリーンスクリーンを自作する際、以下の2点に注意してください。
隙間なく貼り合わせる重要性
フェルトや色画用紙を使用する場合、隙間がないように丁寧に貼り合わせることが大切です。隙間があると背景合成がうまくいかない可能性があります。素材を少し重ねて貼り合わせると、ズレを防ぎやすくなります。
壁への取り付け方法を慎重に選ぶ
グリーンスクリーンを壁に取り付ける際は、壁の材質に合ったテープを選ぶことが重要です。誤ったテープの使用は壁紙を損傷させる原因となります。カーテンレールなどを使用することで、壁へのダメージを避けることができます。
グリーンスクリーンが緑色である理由
グリーンスクリーンがなぜ緑色を選ばれるのかについて説明します。
肌色と背景色の差異が大切
背景合成においては、人の肌色と背景色の差が重要となります。肌色に近い背景色を使用すると、人物と背景の境界が明確になりません。反対色を使用することで、境界がはっきりし、合成が美しく仕上がります。色相環に基づくと、人の肌色の反対色は緑や青です。
Zoomでのバーチャル背景設定方法
Zoomでバーチャル背景を使用するためには、グリーンスクリーンをただ設置するだけでは不十分です。設定に不安がある方もいるかもしれませんが、こちらで簡単な設定方法をご紹介します。
【パソコンでの設定手順】
- Zoomのウェブサイトにアクセスし、ミーティングに参加します。
- 画面右上の設定アイコンをクリックします。
- 「バーチャル背景」を選択し、好きな背景を選びます。
- 「グリーンスクリーンを持っています」のオプションにチェックを入れます。このステップを忘れないようにしてください。
スマートフォンでは、グリーンスクリーンの設定オプションがないため、機種によってはZoomアプリでバーチャル背景を使用できないことがあります。私の場合、スマートフォンではバーチャル機能が使用できないため、パソコンを使用しています。
まとめ
- 100円ショップのアイテムを利用して、手軽に低コストでグリーンスクリーンを自作できます。
- 「緑色のフェルト」「ブルーシート」「緑の色画用紙」などが、グリーンスクリーンに適した材料です。
- 自作する際は、隙間を作らないように注意し、壁への取り付け方にも配慮が必要です。
- グリーンスクリーンが緑色である理由は、色相環の原理に基づき、人の肌色とのコントラストが鮮明になるためです。
- Zoomでグリーンスクリーンを使用する場合、バーチャル背景の設定を正しく行う必要があります。
- 100円ショップで必要な材料を集めれば、誰でも簡単にグリーンスクリーンを作成し、オンラインコミュニケーションを充実させることができます。